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Jul 06 2009
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Enjoy The Silence (via Jueno [ Ricey ])
Wow, I like the colors. :)

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Enjoy The Silence (via Jueno [ Ricey ])

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十五年ほど前からあるブームに「ラーメン」がある。
十年前ぐらいだったろうか、ラーメンブームの渦中にあって、中野にある『青葉』の開発した「魚介系スープと動物系スープの“ブレンド”」というアイデアは余程ロックであったし、お笑いであった。

出し抜けにおかしなこと言ったが、私は正気だ。むしろ出汁抜けである。

今となっては、ラーメンに期待しない時代がかつてあったのが信じられないほど、我々はラーメンに期待するようになった。それがブームというやつである。

『青葉』のブレンドスープはまるで、長調と単調とが入り交じるモーツァルト、もしくはビートルズのような音楽的アプローチに思え興奮したものだ。
やがて「ラーメン」はジャンルとして格段に面白くなり、底辺は拡大、味もずいぶんと美味くなった。

つまり「ラーメン」はベンチャーだったのである。

ビートたけしやタモリという「異質」がお笑いの可能性を拓く以前のお笑いは、いわゆる“ダメなジャンル”であった。
ビートたけしが浅草へ出向いたのは投機目的である。タモリはお笑い自体を他ジャンルの文化人達とからかいまくり、笑いのめした。

彼らは言ってみれば「ラーメン屋」を創業したオヤジなのだった。吉村家だ、わかんねーけど。

バンドブームなんてのもあった。これも幾人もの“創業オヤジ“を生んだ現象であった。
そういえば、ネット産業も一時期はロックな感じの空気感を出していたし、「ホリエモン」という創業者アイコンの暴走は、バブル期のとんねるずと重なって見えた。

今は「お笑い」も「ロック」も“終わってる“時代である。
芸人ほどつまらない仕事もないんじゃないかと思う。ロックはゴリゴリの「商品」だ。
それも双方がジャンルとして成熟したからである。経済的に自立した大人期にあるのだ。

私が個人的にお笑いに感じたものと、ロックに感じたもの、ひいてはラーメンに感じたものは、人類創生の昔からある、後の“ロック的なるもの”と相通ずるに違いない。それは膠着化したものをブレークスルーするにはとても役立つ技術と、精神性だ。
演芸も退屈だった、音楽は特権的すぎて気が引けた、ラーメンに期待する方が間違ってる。そんな抑圧を開放し、凝り固まった価値観をひっくり返す暴力的なアイデアが私は好きだ。おかしみの果てにある“面白味“を感じるのである。

一つの文化が起こり、やがて成熟し、退屈を生むのは仕方がないことである。逆に言えば、そうなる可能性のないジャンルなど「確立」以前に消える。

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